元気に1日を過ごすためには
なかなか眠れず睡眠不足の状態でも日中は仕事や家事を行うために休んでいられず、テキパキと動かないといけないという方がほとんどではないでしょうか?
そこで、イキイキと過ごすために取り入れたい習慣を、1日の流れに沿って科学的な説明を交えながら紹介します。
イキイキ過ごすためには?
スヌーズに頼らない
朝すっきり起きるには副交感神経を交換神経に上手くきりかえることが重要です。
寝坊してはいけないと、本来起きる時間よりも早めに目覚ましをセットし、何度もスヌーズをかけたりしていませんか?
「あと5 分…」を繰り返すと睡眠時間が増えたと幸福感を感じられますが、科学的にはこの状態が睡眠不足によるだるさなどを悪化させてしまうと言われています。
理想は起きてすぐにストレッチをすることですが、布団の中で手と足をグーパーさせるだけでも交感神経が刺激され活動しやすくなるのでおすすめです。
太陽の光を浴びる
朝日を浴びると、体内時計がリセットされて正常な状態に戻るだけではなく、体温が上がるので体の覚醒がスムーズになります。
朝どうしてもシャキっとできない人は、起きてからすぐにカーテンを開けることを習慣にしてみましょう。
朝食を毎日とる
起床1時間以内に食事をとることには、気分を向上させる効果があるといわれており、理想的な朝食は穀物や肉、卵を使ったものです。
特に和食は食事から摂れる水分量が多いので体がしっかり潤い、お通じの改善にもなります。
普段から朝食をとらない人は、仕事中に頭がすっきりせずぼーっとしたり支障がでたりしていませんか?
時間がない人はヨーグルトやチーズ、クラッカーを食べるだけでも違います!
朝食をとらない日を徐々に減らし、毎朝食べる習慣を身につけましょう。
果物では特にりんごがオススメです!
シャキシャキとリズミカルに噛む運動と、りんごの程よい酸味が朝の覚醒を促してくれます。
反対に、朝に食べるのを避けたほうがいいのは糖分の多いドーナツや菓子パンなどです。
糖分を摂ると血糖値が上がり元気になったように感じますが、血糖値が急に上昇するとインスリンが大量に分泌され、脂肪が増える一方で血糖値が下がりすぎる「低血糖状態」になってしまいます。
この低血糖状態になると、頭痛やふらつき、眠気、倦怠感などの症状が引き起こされるので、1日を元気に過ごすことは難しくなってしまいます。
コーヒーは控えめに
朝からコーヒーを飲みすぎると体に負荷がかかったように感じてしまうので朝食時は1杯におさめておきましょう。
2杯目は会社についてからがベストです。
コーヒーを飲んで20分以上経てばカフェイン効果で寝不足状態を気にせず作業できます。
仕事のスケジュールに合わせて会議の30分前に飲むなどと調整してみましょう。
ちなみに仕事を開始してからの数時間は1日の中で1番覚醒していると言われているので、出社したら1日の業務の中で一番重要なものか大変な作業を一番最初に取り掛かると良いでしょう。
食事はよく噛んで食べる
夜ぐっすり眠るには、メラトニンの材料となるセロトニンを日中にたくさん分泌させることが鍵となっています。
その方法として手軽なものが「食事の際によく噛む」ことです。
よく噛んで食べることでセロトニンが分泌されるだけでなく、代謝も上がるので一石二鳥です。
白ごはんを玄米にしてみたり、おやつとしてナッツ類を取り入れたり、ガムを噛むのもオススメですよ!
寝る前の行動を決める
お風呂に入ったりストレッチをしたり、本を読むなど、毎日気軽に続けられることを寝る前の習慣にすることで、体が寝る時間だと判断するようになります。
パソコンやスマートフォンを扱うと目が冴えてしまうので、どうしても使いたい場合はブルーライトをカットするメガネや保護シートを活用しましょう。
さいごに
睡眠の質を良くすることは、元気に生活する上で必要不可欠です。布団に入る前だけではなく、朝起きてからの習慣も重要とされているので、自分にできそうなものからチャレンジしてみてくださいね!
まずは朝食を見直してみるのはいかがでしょうか?